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遊びや工夫の少ない世界

創造力の中身も変化

 


◆子どもにとっての遊びと科学の関係は?

「遊びの博物誌」の著者、坂根厳夫・岐阜県立国際情報科学芸術アカデミ
ー学長

川面で石を投げて跳ねさせる遊びで、

◆子どもにとっての理科実験とは?

理科教育の堀哲夫・山梨大学教授

学生に、豆電球を乾電池につなげさせるテストをさせたところ、できたのは三五%ほど。小学校での実験が、知識に結びついていなかったのだろ う。
最近は、実験の結論を出すために焦りすぎている傾向にあると思う。遊 びみたいなことでもいいから、のんびりと、回り道ができたらいいのでは ないか。同じ実験でも、いろいろな角度から何度もやっているうちに、「へんだな」という疑問が生じ、子どもは考えるようになる。
 原理そのものは、あまりおもしろいものではない。できればたっぷり遊ばせたい。その中から、子どもたちの「どうしたらいいのか」という疑問の芽を育て、原理原則を導いていくのが望ましいと思う。
 

◆子どもは不器用になっているのか?

子ども調査研究所の高山英男所長

ハイテク化した今は自分で物を作る必要はなくなった。手先の器用さが退化していくのは仕方がない。ただ、たくさんある材料の中から、組み合わせをするのは得意だ。ミニ 四駆なんかは、売られている改造パーツを使って、自分なりにアレンジし ている。
何もないところでモノを作り上げる創造力から、あるモノを使ってアレンジする創造力に変わってきている。その創造力にどんな可能性があるの か、探ることも大切だ。
 
<11月4日付朝日新聞朝刊より>