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教育コラム
ホワイトボ−ド
米国の教師教室内で全力投球



担任教師に対する子供たちの評価を諸外国と比較調査してみた。米国では、担任から「励ましてもらった」経験を持つ子供は七五%を占める。「悩みを聞いてもらった」子も四三%である。何かと声を掛けてくれ、話を聞いてくれる。だから、「人間的に親しめる」というのが米国の子供たちの担任評価である。
「担任が好き」の割合は「とても」の六三%に「かなり」を含めると九七%に達する。
一方、日本の子供の場合、担任から「励まされた」が六%、「悩みを話した」は三%など、担任と個人的な接触を持った子は一割を下回る。「担任を好き」な子供は六七%に過ぎない。
日米を比較すると,米国の教師の良さぱかりが目につくが、米国の子供によれば、子供の「放課後の過ごし方を先生は知っている」は四%、「好きなテレビ番組名が分かる」は六%。学校内では先生と親密だが、放課後は先生と無関係という感じ方だ。
米日の多くの学校では校庭開放をしないし、部活や運動会、修学旅行もない。学校の働きを狭く限定する代わりに、子供を預かっている時間帯は責任を持つ。
それと同じように、米国の教師は子供との関係を教室内に限り、その中で全力を注ごうとしでいる。給食の時間に担任がいないのが、その典型であろう。
日本でも、教師の負担をもっと軽くする代わりに、子供の指導に全力を注いでもらってはどうだろうか。
1996/10/27/日