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教育課程審議会答申

(平成10年7月29日)


「幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲学校、聾学校及び養護学校の教育課程の基準の改善について」には、「総合的な学習の時間」の評価について次のように記されています。

「総合的な学習の時間」の評価については、この時間の趣旨、ねらい等の特質が生かされるよう、教科のように試験の成績によって数値的に評価することはせず、活動や学習の過程、報告書や作品、発表や討論などに見られる学習の状況や成果などについて、児童生徒のよい点、学習に対する意欲や態度、進歩の状況などを踏まえて適切に評価することとし、例えば指導要録の記載においては、評定は行わず、所見等を記述することが適当であると考える。

 これは、「総合的な学習の時間」の評価の第一の目的が、子どもの成長の度合いを絶対的に測定することにあるのではなく、子ども一人一人の成長を支援することが目的にあることを意味しています。活動や学習の過程をみることを重視しているのは、子どものつまずきに適切な支援を与えることにより、子どもたちが意欲をもって主体的に活動できるような学習活動にすることが大切であることを意味しています。また、進歩の状況は、活動の結果より活動の過程でどのような思考や工夫を行ったかにあらわれるからです。
「総合的な学習の時間」で数値的に評価すると、子どもはそのことを意識し、ゆとりを持った活動ができません。
成長したところはほめ、同時に不足しているところは不足していると指摘してやることにより、子どもは意欲を持って、積極的に活動できるのではないでしょうか。

「総合的な学習の時間」の評価方法について 「総合的な学習の時間」の評価は、自己評価が中心ですが、同時に他者評価(教師だけでなく、相互評価、あるいは、専門家あるいは地域や保護者の方々のような学校外の人々の評価を)を取り入れ、さまざまな観点から評価してやることが大切です。 最近、「総合的な学習の時間」に適した評価法として注目されているのに、ポートフォリオ(書類綴じ込みケース)評価法があります。