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学習指導要領案の特別活動に関するお願い

                                                     平10全特活発第27号  
                                                     平成10年11月26日
文部省初等中等教育局小学校課    
   課 長  徳 重 眞 光 様

                                                    全国特別活動研究会
                                                      会長  今野正保

                   学習指導要領案の特別活動に関するお願い

 私どもが期待をもって待ち望んでいました学習指導要領集が去る11月18日 に公表され、全国特別活動研究会は気持ちを新たにして生きるカを育む教育活動 を全力を尽くして推進していく所存であります。今後とも本研究会にご指導ご鞭 撻をお願い申し上げます。
 さて、全国の会員から学習指導要領実の特別活動の内容について多数の感想や 意見が私の所に寄せられています.それらの声はいずれも実践の意欲に満ちたも のであります。しかし、共通して出されていましたことは、「教育課程の基準の 改善について」の答申で述べられています『自発的、自治的活動が一層活発に行 えるようにする』との内容が反映されていないことが大きな問題点であるとの指 摘でした。
 そこで、本研究会としましては、学習指導要領案の、第4章特別活動、第3指 導計画の作成と内容の取り扱いにおいて、「教育課程の基準の改善について」の 答申に沿う内容になりますように心よりお願い申し上げたいと存じます。例えば 「活発に、積極的に、適切に」などの表現を加筆していただければ幸いに存じま す。
 ご存じのように、現在の子どもたちの実態は「言わないとやらない」「言われ たことしかできない」ということが深く憂慮されていて、自発均、自治的活動は 危機的状況にあると言っても、過言ではないと思われます。子どもたちに充実し た自発的、自治的活動を十分に体験できるようにすることは、生きるカを育む上 で極めて大切であると存じます。
 大変ご多用とは存じますが、ご高配を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、本研究会が教育課程審議会に要望書をご提出いたしまし た際にはご尽力を賜りまして、審議や答申の内容にご配慮いただきましたことに 感謝申し上げます。

全国特別活動研究会 授業研究報告

平成10年12月  :東京地区

全国特別活動研究会 授業研究会  今年度の授業研究会では、開校120周年記念式典を挙行して間もない、東京都大田区立馬込小学校において、6年生の学級活動(1)の心温まる授業を見せていただき、活発な協 議と講師の練馬区立光が丘第二小学校長山中和彦先生のご指導により深まりのある研究会となった。                               

(授業のスケッチ)  卒業アルバムに載せるクラスのページ(9ページ)に 山どんな内容を載せるか、(2)どのようにページ割り当てをするか、について話し合いをした.  (1)クラスのページの内容については、「6年間の思い出」「もしも億万長者になったら」「20年後の自分」「何でもベスト3」等12のアイディアが出された・子どもたちの考えは、何とか提案されたものを全部生かそうということで、終始プラス指向の温かい話し合いが展開され、日頃の学級経営を彷彿させるものであった。 (2)ページ割り当てについては、十分な時間がなく結論までに至らなかったが、8つの項目に絞られた内容をいかに割り振りしたらよいか、考えを出しあうことができた。  この話し合いでは、ふだんほとんど発言のない2人の児童が進んで発言する場面があり、終末の児童による相互評価でとりあげられて拍手を受ける児童の笑顔が輝いて見えた。 (研究協議会より) ・提案する内容の理由を言わない児童もあったが、児童の実態に合わせて、まずは発言が できるようにすることを優先させて指導しているとのことであった. ・6年までの話し合い活動の経験に差があり、高学年になってこれを克服させる工夫が随所に見られた. ・事前の議題を共同化する手立てとして、各自のクラスのページの構想を「イメージカード」に書かせ、掲示しておいたことが話し合いに生きていた. ・提案の根拠として「楽しいから」と言う児童が多かったが、「思い出に残るから」というめあてに沿った発言をぜひ称揚してやりたかった. ・今日の話し合いでは、互いのあげた内容のどんな気持ちかを分かりあうことがポイントであったのではないか。

(指導講評より) ・指導案の研究主題との関連に、今回の学習指導要領の改訂の趣旨がきちんと生かされて  いる。 ・学級の支持的、受容的風土ができており、子供たちの認めあい、励ましあいがの姿が話 し合いの中に見事に表れていた. ・教師の指導・助言には、交通整理のための助言、発言の未熟な点を補う助言などどうし ても必要な助言はあるが、じっと我慢をして待つことも必要である。 ・一部の活発な児童の意見にひっぱられることなく、多くの児童が発言の機会をもつこと ができ、話し合いの質が高まったといえる。 ・あらかじめ意見の交換ができる場面を想定し、賛成意見、反対意見が絡み合うように設  定することも大切である。 ・この授業を通して、一人一人の児童の充実感を高めることができたのではないか。

(指導案・抜粋)
                  学級活動 (話し合い活動) 指導案
                                  平成10年12月4日(金) 第5枚時
大田区立馬込小学校 第6学年 指導者 野村 隆久   
      全国特別活動研究会 研究主題
      心のふれあいを深め,たくましく実践する力をはぐくむ特別活動
     〜自己を高め,共に生きる喜びを実感できる集団活動を目指して〜

1.研究主題との関連  学級活動は,自分たちの生活を自分たちの力で充実させ,向上させることができる内容から構成されている。そこでのよりよい生活を目指すさまざまな活動を通して児童は,互いに触れ合い,協力し合い,諌め合い,励まし合うことができる。このような活動を積み重ねることによって児童は,自分自身の高まりを実感したり,友達との活動に楽しさを味わったりすることができる。そして,児童の自主的,実践的な態度が育っていくのである。したがって,学級活動の特質を踏まえ,研究主題に迫るためには,児童が生活上の問題解決に向けて,自ら判断し,進んで行動する主体的な態度を育てる必要がある。  しかし,日常の実践をふり返ってみると,様々な教育活動の中で学級活動の事前・事後の活動時間を確保した計画的な運営が困難である。そのため,児童の思いや願いを生かし,児童が主体的に活動に取り組むようにするための指導が十分ではない。一方,児童の実態を見てみると,素直で明るい反面,自分から積極的に行動する児童が少ない。また,自分なりの考えをもち,自分で判断して行動したり,表現したりすることに消極的な児童も見られる。  そこで,児童が主体的に取り組むようになるためには,まず,児童自身が自分たちの生活に対する願いや希望を明らかにする必要がある。そして,その願いや希望を実現するための課題を発見する児童の目を育てなければならない。その上で,よりよい生活を目指した諸問題の解決や改善に取り組む実践活動をくり返すことが重要であると考える。  以上のことから,児童が生活上の諸問題に気付き,友達と協力して主体的に解決していこうとする意欲や態度を育てることを通して,心のふれあいを深め,たくましく実践する力をもった児童を育てたいと考える。

2.研究主題への取り組み (1)児童の主体的な活動を促す教師の働きかけとして,次のような指導と評価の工夫をする。
★指導の工夫
 @ 児童の問題意識を高めるために   ・議題収集や決定の方法を工夫させる。   ・実践を通して,よい議題に気付かせる。  A 児童の発言意欲を高めるために   ・児童が自分の意見をもち,発表できるような手立てを講じる。   ・児童一人一人の意見を認め合う雰囲気づくりに努める。  
★評価の工夫
 @ 児童の内面をとらえるために  
   ・教師の観察に児童の自己評価の結果を加える。   ・話合い活動の終末に児童の自己評価を実施する。  
 A 児童の意欲を高めるために
  ・話合い活動の事前と事後に教師の助言を与える。   ・話合い活動の終末に児童の相互評価を実施する。
(2)学級経営を基盤とした望ましい集団活動を通して,児童の主体性を高めるために,次のような工夫をする。  
 @ 日常のいろいろな場面から児童とともに問題を掘り起こすように努める。
 A 学級生活の充実と向上をもたらす問題について,時には児童に気付かせたり,児童から引き出したりする。
 B 児童が教室内の掲示物を工夫し,協力して管理できるようにする。
 C 係活動や当番活動,その他の仕事分担を通して友達と協力することの意義に気付かせる。
 D 一人一人の児童が果たす役割を明確にし・,学級生活における存在感をもたせる。
 E 助け合い,励まし合いの行動を認め合い,人間関係を深めるようにする。
 Fクラス日記を継続し,みんなの前での発表に抵抗感をなくすようにするとともに,友 達にはそれぞれ多様な考え方や感じ方のあることが理解できるようにする。
(1)話合い活動について  司会グループ(司会,副司会,黒板記録.ノート記録の4名)を輪番制(名簿順に,男女2名ずつ)にして,全員が体験することにより司会グループの役割の大切さを実感させるようにしている。話合いの計画は,司会グループと提案者と担任で考えるようにしている。発言が特定な児童にかたよらないように,副司会が発言記録をとり,なるべく多くの児童に意欲的な発言を促すようにしている。一人一人の考え方や感じ方を大切に,教師も児童も一緒になって認め合うことに努めている。数人ではあるが,発言のなかった児童に自発的な態度がみられるようになっている。
(2)係活動について   係の改廃を経て,現在,5つの係が設置されている。保健係,ハート係,連絡・調べ 係,朝自習係,手伝い・掲示係である。毎週金曜日の朝の時間に係ごとに集まり,反省 と計画の話合いがもたれている。休み時間や放課後が主な活動時間になっているが,十 分に活動時間がとれないことが課題である。
(3)集会活動について   スポーツを内容とした集会が好まれる傾向にある。現在までに,ボートポール,けい どろ,キックベース,氷おにを楽しんだ。集会に対する関心は示すが,実践に必要な準 備や役割分担までは,見通しがもてないことがある。今後も児童の発想を生かし,自分 たちのカで運営ができるようにさせたい。

4.議題名 「文集のクラスのページの内容を決めよう。」 (学級活動 内容(1)学級生活の充実と向上)

5.議題設定の理由  児童は自分の所属する学級に対して様々な思いや願いをもって生活を送っている。しかし,学級生活の充実と向上を目指す課題意識は低く,積極的な提案が少ない。6学年では,卒業に向けての様々な取組みが始まっている。その中でも卒業文集のクラスのページ作りは児童に任せることのできる活動である。
 そこで,だれもの心に楽しい内容で思い出に残るような文集作りを計画し,協力して作り上げることにより,みんなで一つのことに取り組むことの楽しさを実感させたい。また,男女の協力や親しくない友達との協力の楽しさも実感させたい。これらの楽しさの実感が,児童の学級生活の閏掛こ対する関心を高め,新たな間靂発見の目を育てることになり,さらに,友達と協力して問題を解決していこうとする意欲を喚起するものと考え,本議題を設定した。

6.議題決定と話合いまでの経過
○11月6日(金)司会グループが議題提案の呼びかけをした。
○11月10日(火)司会グループと担任が出された提案カードを整理をした。         
  @後ろの黒板の使い方を決めよう    A休んでいる友達のことを考えよう       
  B卒業文集の内容を考えよう       Cその他(因っていることなど)
○11月11日(水)整理された提案カードは,全員の話合いで次のように扱うことに決定した。         
       @後ろの果板の使い方を決めよう→(11月21日,学級活動)       
       A休んでいる友達のことを考えよう→(11月13日,学級活動)       
       B卒業文集の内容を考えよう→(12月4日,学級活動)         
       Cその他(因っていることなど)→(担任)
○11月24日(火)司会グループが活動計画を作成した。
○11月25日(水)司会グループが活動計画の予告をした。
○11月26日(木)司会グループが計画カードとイメージカードを配布した。
○12月4日(金)学級活動(話合い)本時

7.本時の活動
(1)ねらい
 ○協力して,楽しい思い出に残る文集づくりの計画を立てることができるようにする。  ○実戌に向けて見通しをもち,文集づくりへの意欲を高めることができるようにする.
(2)展開

児童の活動 指導上の留意点 評価の観点
1.はじめの言葉
2.役割の紹介
3.議題の確かめ
4.提案理由の確かめ
5.話し合いのめあての確かめ
6.話合い

@どんな内容にするか
Aどのページ載せるか



7.決まったことの発表
8.話し合いの反省
9.先生の話
10.終わりの言葉

・互いの役割意識と参加意欲を高めるようにする。
・話し合いの目的を明確にする。




・発言者の思いや願いが、明確に伝わるようにする。
・思い出に残るような考えや工夫を大切にする。
・どんな意見にも、どこかによいところがあるという気持ちで発言を大切にする。
・実践への見通しがもてる内容で計画を立てるようにする。





・自分や友達のよいところに気付くようにする。
・実践への意欲が高まるようにし、教師の願いも入れる。


・問題解決の意欲をもったか。
議題の内容、提案理由、話合いの順序をよくとらえたか。
・自分の考えをもち、発言できたか。
・提案理由を考えながら発言できたか。
・相手の立場に立って思いやりのある発言ができたか。
・少数意見や違った意見を取り入れ、協力して計画が立てられたか。







・自分や友達のよさに気付いたか。
・積極的に実践への意欲が高まったか。

(3)評価
 ○実践への見通しをもち,協力して,楽しい思い出こ残る文集づくりの計画を立てることができたか。

アンケートまとめ その1
全国特別活動研究会 全国大会  

日時         平成10年10月8日から9日
場所         北海道
平成10年度 北海道大会 アンケートまとめ   
1.  参 加 者 の 感 想
 ○多くの先生方から、さまぎまなお話を頂くくことができ、大変参考になりました。
自分も色々方法を考えながら生徒と接してていかなければと思った。
 ○初めて全国大会に参加しましたが、大変参考になりました.
特に会場校の先生方の取り組み、環境には驚かされました。たくさんの資料もいただけたため、自校に帰ってからきっと役立てるということをお約束して、感謝とお礼にかえさせていただきたいと思 います。  
○山鼻小の教職員・P T Aの方々が、一体となって日々の実践をされている事が、至る
 所に見受けられ感動いたしました。特活を学校運営の中心にされ、子どもたちが自らの 生きざまをさらに学んでいくことでしょう。  
○山鼻小学校の、あたたかく真剣に取り組む姿を見せていただけたことが、今回の全特 活に参加させていただいた宝となりました.山鼻小学校の子どもたちは本当にすばらし かったです.
 ○伏見中の掲示物などを見せてもらったが、大変生徒が活発に動いているのを感じ勉 強になった。
 ○夏休み中の大会と異なったため、参加できない人が多かったと聞いてています。し  かし、V T Rや紙上と違い、生徒の生の様子を見せていただけ、参加できたものにとっ  ては有意義な研修になりました。会場校はとても大変だったと思いますが、今後もこの ような形での開催を期待します。
 ○大会までの準備、二日間の運営ご苦労様でした。大変勉強になりました。
(集計 全国特別活動研究会 編集部)

平成10年度 北海道大会 アンケートまとめ その2             (集計 全国特別活動研究会  編集部)

○全国から集まっって来ちれる大会でしたので、北海逆以外の地区の先生方のいろいろなお考えを拝聴し、大変参考になりました。
○21世紀にむけてどのように取り組まなければならないかを改めて考えることができ ました。毎日あわただしい生活の中で過ごしているのですが、この会に参加しゆっくり 考え、皆さんの実践や意見を聞くことができ有意義な二日間でした。
○それぞれの先生方のお話が自分のためになったと感じています。今後学校の方で様々な活動を通して自分なりの考えと合わせて活動していきたいと考えています。  
○講演会では、特活の本質をよく理解し、実践されて来られた方なのだなあと思いまし た。講師の先生が同郷出身だったので特に興味をもって開かせていただきました。聞い て得したと思いました。  
○実践を多く紹介していただきなががらのお話でしたので、具体的にイメージしやすく 職場に戻ってからの実践意欲がわいてきました。  
○講演の内容の中で、教育課程審議会の事を詳しく話されていたのでとても勉強になりました。
○2日日のみの参加でしたが、集会活動や授業を通して、伏見中学校の二つ上実践の積み上げの成果をひしひしと感じました。分科会でも参考になることが多く大会に参加し て本当によかったと思っています。このような機会を設けてくださった先生方、ご苦労様でした。  
○全校集会や学級活動など子どもたちの生の婆を見せていただいたことが嬉しかったです。  
○ハッピーバースデー集会ではそれぞれの子どもたちの表情が生き生きしていたのが印象的でした。また、前で進行していた4人も立派でした。また、各学級の掲示物も写真等を用いて取り組みの様子がよくわかりました。
○委員会や児童会は何となく「やらせている」「やらされている」感じでしたが、分科会のお話で、いろいろな工夫を見せていただきました。  ○教師も子どもたちも、一人一人の思いや願いを大切にし、どうやって活かそうかと真剣に考える姿すばらしいと思いました。学級としての高め合い学校、地域の一員として の高め合い、今悩んでいることの一つなので、とても参考になりました。  
○2年2組の授業を見せていただきました。連続性のある流れの中で確かな力を身につけ、自分を振り返り友だちの良いところを認め合う姿がすばらしかったです。これから話し合いの力をつけていくそうですが、子どもたちの様子を見ていると、今日の授業からでもできたのではないかと思います。カードに書く時間が多かったのですが、自由に 話させその場で参加するスタイルがあってもよかったかなと感じました。  
○山鼻小の高学年の授業を見せていただきました。日頃、学活の話合い活動がうまくいかず、悩んでおりましたが授業を見せていただき、今一度子どもたちとともに学び直さ なければいけないという気持ちを強くもちましたし素晴らしい授業をどうもありがとうごぎいました。  
○総合的な学習を意識したクロスカリキュラムのあり方、難しさがとても勉強になりました。地域や環境を活かした授業の提案などとても、参考になり今後の指導に役立てて いきたいと考えています。一人一人の児童の育ちが見られる授業ばかりだったと思います。  
○6年2組の授業を参観させていただきました。子どもたちの真剣な眼差しに大変感動しました。授業が終わった後、これまでの経過を親切に教えてくれた子どもたちの気持 ちの良い笑顔が忘れられません。  
○6年生のクリーン作戦の話し合いを見せていただきました。司会の児童もよく育っていると思いました。一つだけマニュアル的な応答は卒業させても良いレベルにあると思います。  
○特活の公開授業を見る機会が少なくなってきているので、生徒の活動の様子、その後 の話合いとともに勉強になりました。

2.その他の意見  

○子どもたちの手作りの集会、ほほえましく嬉しく参観いたしました。スライド以外は カーテンを開けて、子ども一人一人の顔が見える明るい体育館であればいいなと思いました。  
○全体会場(1日目)は禁煙にしてもらいたかったです。  
○今までは、大会が夏休みにあったので参加しやすかったです。今年は10月、来年は11月と子どもたちの生の姿を見ることができるのはうれしいのですが、現場での授業や2学期の大きな行事の時期に当たり、毎回は参加しにくくなってきたとも思っています。  
○閉会式の連絡放送はいらないのでは?講師の先生のお話中のところもありました。
○いろいろな研究会を参観する先生へのお願い。子どもの発表等を参観している人相、 顔つきが想いと思いませんか?もう少しゆとりをもって笑顔で子どものがんばりにうなづいてほしいですね。
○至れり尽くせりでした。運営の先生方ご苦労様でした。

夏季セミナー報告 発表内容 

1998.8.22 東京都立九段高校にて

第1分科会 第2分科会 第3分科会 第4分科会 第5分科会
テーマ 小学校の自発的・自治的活動の充実を図る計画と実践 小学校のクラブ活動の計画と実践 中・高の自発的、自治的活動の充実を図る計画と実践 中・高のクラブ廃止と適切な部活動の計画と実践 学校行事の計画と実践
提案1 「国際理解教育・計画委員会の活動を通して」 「児童の価値選択能力を育て、社会性を培うクラブ活動」 「インターネットを活用した生徒会活動」 講座制によるクラブ活動の取り組み 「自主的・実践的な態度を育てる学校行事のあり方」
提案2 低学年に喜んでもらえるリサイクル活動をしよう 「東京都立青梅東高等学校生徒会の自動販売機設置運動について」 部活動の全員加入の試案 「地域との関連を図った学校行事の創造」
提案3 中・高のクラブ廃止と適切な部活動の計画と実践

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平成11年度 夏季セミナー8月7日(土)実施(於 九段高校)  
アンケートまとめ 全特活 編集部

1.参加者の感想 〈実践提案〉
○普段小学校にいると、小学校の情報しか入ってこないが、中・高の様子も聞くことがで きてよかったです。 ○実践提案が「話合いの活動」で小・中・高の分がそろい、系統性を考えるのに参考にな った。発達段階に応じた議題(取り組みがいのある)と学級の雰囲気が大切と感じた。
○小・中学校における学級活動の話が聞け、大変参考になりました。また、話し合い活動 の重要性を実感しました。
○初めて参加しました。いろんな実践を聞くことができてよかったです。日頃されている 実践を参考にして二学期からがんばっていきたいと思います。中学校・高校での取り組 みも知ることができてよかったと思います。
○久しぶりに全特活の研究会に参加させていただきました。小・中・高の実践提案を聞く ことができたことが収穫でした。
○特活が今後大切であり、自分自身も上手に行えるようになりたくて、今回参加させてい ただきました。全体会では、いろんな校種の実践が聞けたのがとてもよかったです。 (つながりがわかった。)
○今日の発表の小・中・校の先生方のお話には感動しました。特に中学の 先生の“マグネットシートの活動”高校の先生のホームルーム合宿での話し合いには、 今後の学習指導に非常に示唆の多いものを学びました。
○実践提案では、小学校の先生の「かかわり」「よさや違いがわかる」など、人として人 と生活(コミュニケーション)していく上で、とても大切な生き方の指導をなさってい ると思い、共感しました。私もこの実践をすぐ取り入れ、わたしの担任している子ども にも体得していってほしいと思いました。
○東京都教育研究員小学校特別活動部会での研究・実践された者の発表だったが、わかり やすく、いい提案で勉強になりました。また、クラブ活動の扱いの話もあり、合わせて 勉強になりました。
○実践提案の内容はただの研究報告だったと思う。全国から集まった人たちに得るものは 果たしてあったのだろうか。分科会で意見交流ができ、様々な地方により相違があるこ とがわかりよかった。
○教師になって初めての担任で、ホームルーム(特活)について無知な部分が多いです。 今回のセミナーに参加して、全国の先生方からの豊富な体験談、ご意見をいただき、感 謝しています。学校クラスに戻り、生徒に生かせるように努力していきます。本当にあ りがとうございました。
○実践提案が4つで2時間弱では、少し時間が足りなかったと思う。せっかく良い提案が されているのに、発表者も時間を気にして皆早口だったので残念でした。開始を後30  分早くするか、提案を3つにするとよいと思う。
○4つの事例発表のうち2本が研究員の報告書を元にしているいうこともあって、計画面 が重視されていたように思う。実践してみてどんな課題が出てきたかに焦点を当てて欲 しかった。
○お忙しい中、提案資料を用意していただいた先生方の事を考えると、一人一人の発表時 間をもう少し長くしていただくと、内容について詳しく提案できたのではないかと思  いました。
○身障学級担任ですが、通常学級の話し合い活動の事をお聞きできて良かったです。系統 立てて学級活動をしていく必要があることを感じました。
○実践提案でも、分科会でも二学期からの指導に役立つヒントがたくさんありました。
〈分科会〉
○午後の分科会も、たくさんの小・中・高の先生方のお話を具体的にお聞きでき、よかっ たです。
○限られた時間でしたが内容の濃いものとなったと思います。  小学校のクラブ活動は、10年後の改訂で危機 的な状況になることが予測されます。小学校の先生に計画と実践をしっかりとお願いし たい。
○クラブの時数(週時数。日課表における位置づけ)について知りたかったのでいろいろ な意見を聞け、参考になりました。2学期からの研修に役立てていきたいです。ありが とう ございました。
○勉強になりました。できたら分科会の時間をもう少しとっていただけたらと思います。
○兵庫県から参加させていただきました。小学校の担任です。クラブ活動の時間の取り方 に参加。どこの学校もクラブの時間の確保については私の学校同様ご苦労がおありだと 思いました。今日の話し合いから帰校しましたら報告したい。特にクラブの係の先生に は喜ばれます。 
○分科会の形態が少人数での話し合いで、とても良いと思いました。
○分科会では他の先生方のご意見も聞くことができクラブ活動の時間の取り方について、  おおよその事がわかり大変よかったです。
○失敗でも成功でも、とにかく話し合いをさせてみる価値を再認識した。話し合いの時間 があと1時間はほしかった。(研修会と講演は切っても切れないものなのでしょうか。)
○クラブの分科会に参加して良かったです。いったいどう考えるか。基本的には子どもに とって大切な楽しみな時間として、継続的に30時間はとっていくために、時間を生み 出す努力をしていく必要があること、クラブの意義を確認し合う話し合いが学校内で必 要な事を確認できました。
○第1分科会は、小グループに分かれての話し合いをしたが、始めからそのように計画さ れていても良かった。(話し合う視点もきちんと決めて)他の先生方との交流・交換も でき、とても良かったと思う。
○分科会の小グループ討議では、小・中・高での考え方の違いや誤解がわかりおもしろか った。
○クラブ活動の時間の取り方は具体的でわかりやすい事例で参考になった。 ○全国各地から学びに来ていらした先生方に大変刺激されました。
〈講演〉
○新学習指導要領に向けて、ねらっているもの、私たちがこれから大切にしていかなけれ ばならないものが、よくわかりました。
○特活の重要性を改めて考えさせられる有意義な内容の講演でした。 横断的、総合的な学習とクロスカリキュラムは、イコールではないように思います。成 長モデルからすると、「発達段階」という言葉は不適切という指摘があり、そのとおり だとなと考えさせられました。
○講演では、総合科のできたわけも知ることができ、当日参加でしたが来て良かったと思 いました。
○講演会では、新指導要領の課題もはっきり知ることができました。総合的な学習につい ての話も、とても参考になりました。
○児島先生のご講演は以前から拝聴したかったので、うれしい企画でした。
○児島先生の講演、大変納得して聞いておりました。私自身、そして今の子どもたちに不 足していること、必要なことがわかり、今後の指導の指針が示されたような気持ちです。
○講演では、児島先生から本日のまとめが、すごくすっきりと話して頂けたので参加して 良かったと心から思っています。
○児島先生の話は以前にも“新教育課程の基本的方向”というお話を伺っておりましたが、 変わらぬ素晴らしいご指導でした。ありがとうございました。
○児島先生の話がとてもわかりやすくよかったです。ありがとうございました。
2.その他の意見
○埼玉の教員ですが、地域により日課表に違いがあるのに驚きました。ちなみに本校の週 の日課表では、4年生以上は月・火・木→5校時、水・金→6校時、土→4校時、計  31時間となっています。(1年生は26時間、2年生は27時間です。)
○放課後もじっくり時間をかけて話し合いをすることができていない。その多忙感の元凶 は部活指導である。全特活では、社会体育推進に向け全力で取り組んでもらいたい。よ ろしくお願いします。
○児童会活動、学校行事についてのことも学べるとよいと思いました。今回初めての参加 でしたが、また参加したいです。ありがとうございました。
○駅から近い会場で助かりました。お弁当の配慮もありがとうございました。冷房が少し きつかった。
○地方から来た者にとっては、懇親会もあるともっと他の先生との交流が深められたのに と思いました。
○小・中・高の系統的指導のあり方は、とても重要と考える。今後も実践報告を中心に深 めていただけるとうれしい。
○総合的な学習の時間との関連、特別活動4つの内容の関連についても深めていきたい。
○東京の先生方はとても熱心に研究されているなというのが率直な感想です。的を絞った テーマ(話し合い)がとてもよかったです。2学期以降の学級経営に今日のことを生か していきたいと思います。
○学校でもこれから時間割等を作るので、教えていただきたくて今回参加した。 色々なクラブのやり方等参考になった。しかし、新指導要領を作った側の考え、意図、  読みとり方をもう少し知りたかった。作った側の立場の人が講師にいると良かった。 (あるいはそれを知っている人)できたら、分科会ではわからなかったクラブ活動の部分  の答えを聞きたかった。本には言葉では書けない部分もあると思うので、もっとお話を 聞きたかったです。

研究のあしあとと今後の課題
第43回 全国特別活動研究協議会
自己を生かし、ともに生きる力が育つ特別活動
〜夢と文化をつくる自主的、実践的活動を通して〜

全国特別活動研究会中学校研究部長 村上 昭夫

 平成11年度第43回全国特別活動研究協議大会は、広島県呉市において11月11日・12日の2日間に渡って開催された。本年も熱気あふれる研究大会となった。研究情報交換会やインターネットホームページによる情報提供など、新たな試みが見られたことは研究を深めるひとつの手段として有効であった。
1.研究主題について
 大会主題の「自己を生かす」とは、子ども一人一人が自己のよさや可能性を生かし、伸ばし,広げて自己実現を味わうことである。「ともに生きる力が育つ」とは、一人一人が自分のよさを出し合うとともに、異なる持ち味のある者が、お互いにかかわり合いながらよりよく生きていこうとする力が培われていくことである。「夢」とは、子どもが学級生活や学校生活をおくる上で、また,いろいろな活動をしていくときのさまざまな思いや願い、そして、めざす目標や方向性をいう。「文化」とは、その夢が具体的な形になってあらわれたものをいう。そこで次の3点を課題として、授業公開、実践提案を通して研究を深めた。

@ 「自己を生かし、ともに生きる力が育つ特別活動」とはどのようなものか。子供たちの視点
 に立って教師の指導、評価の在り方について明らかにする。
A 夢と文化をつくる自主的、実践的な活動を大切にした集団活動の展開はどうあるべきかを本
 大会主題とのかかわりの中で明らかにする。
B これからの特別活動の果たす役割を、生き方指導、いじめ・不登校の問題、家庭や地域との
 連携、総合的な学習との関連を通して考える。


2.大会の概要について
 教育改革のまっただ中、これからの教育における特別活動の果たす役割を原点から見つめ直し,新しい方向性を見出していかねばならない。記念講演の天笠茂先生の「21世紀に学校はあるか」の問いかけはまさにそれであった。さらに「生きる力を育てること」を「国際化・情報化の流れのなかで」「時代を切り開く精神」で臨んでいかなければならない認識をもつに至った。
 完全実施年を待たず来年度から特別活動は新学習指導要領によって実施される。宮川八岐先生からは「新学習指導要領の根本精神」および「特別活動の改善と指導充実の課題」についてお話を伺うことができた。具体的,適時であるご指導であった。
 天笠先生,宮川先生のご指導を受け分科会に臨めたことは限られた時間のなかでより深く研究を進められることとなった。さらに会場校講演で諸先生方にご指導をいただきまとめることができた。
3.課題 
 全国大会である。 規模が大きい。16分科会20会場に分かれ研究が行われたわけだが、これらを総合して成果を共有していくことが課題である。





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